「布団って自宅で洗えるの?」「洗ったらペタンコになりそう…」と不安に思ったことはありませんか?
実は布団は正しい手順と工夫をすれば、自宅でもふっくら清潔に洗うことが可能です。
この記事では、洗える布団の見分け方から、洗濯の具体的なステップ、乾かし方のコツまで、完全ガイドとしてご紹介します。
目次
Step1:洗える布団かを確認しよう
まず大前提として、自宅で洗える布団と洗えない布団があります。洗濯表示のタグで確認しましょう。
■ 洗える布団の種類
- ポリエステルわた・合成繊維の布団
- 洗濯機マークや手洗いマークがついているもの
- 薄手で軽量な布団(夏掛けなど)
■ 洗えない布団の種類
- 羽毛布団(※一部の羽毛布団は洗えるが注意)
- 羊毛(ウール)・真綿(シルク)素材
- 生地や中綿に天然繊維が多い高級布団
- 洗濯表示に「×」や「ドライクリーニング」マークがあるもの
タグを切ってしまった場合は、製品名で検索したり、メーカーサイトで調べてみましょう。
Step2:洗う前の準備とポイント
布団を洗う前には、いくつか準備が必要です。洗濯前の一手間で、仕上がりが大きく変わります。
■ 必要なもの
- 大型ネット(布団用洗濯ネット)
- 洗濯機(10kg以上が理想)または浴槽
- 中性洗剤(おしゃれ着用など)
- 日当たりの良いスペース or 布団乾燥機
■ 洗濯前のポイント
- 布団はしっかり畳んでネットに入れる(丸めるより四つ折り)
- 軽く掃除機をかける(表面のホコリやダニの死骸を除去)
- 可能なら晴れの日を選んで洗濯する
Step3:自宅での布団の洗い方
ここからは実際の洗濯方法をご紹介します。洗濯機で洗う方法と、浴槽を使う手洗いの方法の2パターンを解説します。
■ 洗濯機で洗う場合
- 布団を四つ折りにしてネットに入れる
- 洗濯機に縦に入れ、中性洗剤を適量投入
- 毛布モード・大物コースを選択
- すすぎを2回以上に設定(洗剤残り防止)
- 脱水は短時間(3~5分)で軽めに
■ 浴槽で手洗いする場合
- 浴槽にぬるま湯(30℃程度)と中性洗剤を溶かす
- 布団を軽く押し込むようにして洗う(踏み洗いOK)
- 水を入れ替えて3回ほどすすぐ
- バスタオルなどで水分を吸収させながら押し絞る
- 洗濯機の脱水にかける(軽めに)
どちらの方法でも、型崩れ・偏り防止のため脱水は短めがポイントです。
Step4:乾燥はふかふか仕上げのカギ!
濡れた布団は非常に重く、乾燥にも時間がかかります。ここが最も重要な工程と言っても過言ではありません。
■ ベストな乾燥方法
- 晴れた日の朝からベランダや庭で天日干し(3~6時間)
- 2~3時間ごとに裏表・上下を返す
- 完全に乾いてから取り込む(湿気が残るとカビ・臭いの原因)
- 仕上げに布団乾燥機やコインランドリーの乾燥機でふっくらさせる
■ 乾燥のチェックポイント
- 中心部まで乾いているか(手で触って冷たくないか)
- ニオイや湿気を感じないか
- 中綿が偏っていないか
よくある質問(Q&A)
Q. 乾燥機だけで乾かしてもいい?
A. 布団乾燥機やコインランドリーの乾燥機は非常に効果的ですが、最初から最後まで乾燥機任せだと中綿が偏る可能性もあるため、天日+乾燥機の併用がおすすめです。
Q. 羽毛布団は洗えない?
A. 一部の洗える羽毛布団もありますが、繊細で失敗しやすいため、専門のクリーニング店への依頼が安心です。
Q. どのくらいの頻度で洗うべき?
A. 年に1〜2回(春と秋)程度が目安。ダニ対策やアレルギー対策には定期的な洗濯がおすすめです。
まとめ:布団も定期的に洗って、清潔で快適な眠りを
自宅での布団洗いは手間はかかりますが、コツを押さえれば
- ふかふかで気持ちのいい寝心地
- ダニやアレルゲンの軽減
- 洗濯代の節約
といった大きなメリットがあります。
洗える布団かを確認し、正しい方法で丁寧に洗ってしっかり乾燥させることで、新品のようなふかふか布団を自宅で手に入れることが可能です。
ぜひ、次のお天気の良い日に、布団を自宅で洗ってみてくださいね!