「包丁の切れ味が悪くなってきたけど、砥石なんて持ってないし…」
そんなとき、SNSやテレビで話題になるのが「アルミホイルで包丁が研げる」という裏ワザです。

でも、本当にそんな簡単な方法で切れ味は復活するのでしょうか?
今回は実際に試してみた結果や、メリット・デメリット、注意点まで詳しくご紹介します。

アルミホイルで包丁を研ぐってどういうこと?

方法はとてもシンプル。
1枚のアルミホイルをくしゃくしゃに丸めて、それを数回包丁で切るだけ。

このとき、包丁の刃がアルミホイルの金属粒子と軽くこすれ、表面の細かな汚れやサビ、バリを取り除いてくれるという理屈です。

実際にやってみた!切れ味は変わる?

さっそく家にあった少し切れ味が落ちた包丁で試してみました。

  • アルミホイルを20~30cmほど切って丸める
  • そのボール状のホイルを、包丁で10回ほどカット
  • その後、トマトや玉ねぎを切ってみる

結果:確かに「若干」切れ味が戻った!
切るときの引っかかりが軽くなり、玉ねぎの皮もスッと切れるようになりました。

期待しすぎはNG!あくまで「応急処置」

アルミホイルでの研ぎ方は、本格的な研ぎ直しではありません。あくまで表面の軽いバリ取りや汚れ落としに近い効果です。

長期間使い続けて鈍った包丁の場合、やはり砥石やシャープナーを使った方が明らかに切れ味は戻ります

この方法が向いている包丁・向かない包丁

  • ◎ 向いている:ステンレス包丁、軽く切れ味が落ちただけのもの
  • △ 向かない:本格的な和包丁、鋼の包丁、刃こぼれのある包丁

また、セラミック包丁や高級刃物にこの方法を使うのはおすすめできません

注意点:研ぐのではなく“表面調整”のイメージ

この方法は「研ぐ」というより、刃の表面を軽く整える程度のメンテナンス。
「切れ味が完全に復活!」という過度な期待は禁物です。

また、使用後は包丁をよく洗って、金属粉などが残らないようにしましょう。

まとめ:アルミホイルで包丁は“ちょっとだけ”切れ味が戻る!

包丁の切れ味が少し落ちたとき、アルミホイルでの簡単メンテナンスは「一時的な応急処置」として有効です。

「少しだけ切れ味が悪い」「今すぐ研げない」というときには試す価値ありですが、
定期的な研ぎ直しや専用シャープナーの併用がおすすめです。

気軽にできる裏ワザとして、ぜひ試してみてくださいね!